2005年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

政治過程論(Political Process)[1412]

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2単位
明田川 融 非常勤講師

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 安全保障は、最も重要な政治課題の一つです。私たちの日本政府は、対外的安全保障を、在日米軍の存在を根幹とする日米安保体制に委ねてきました(ただし、それは持続しながらも変容を続ける運動体ではありますが)。しかし、同体制の成り立ちと展開の過程、あるいはその問題性といったことについて、私たちは驚くほど無知です。この講義では、在日米軍基地の4分の3がひしめき、それゆえ安保体制のシワ寄せを過重に担ってきた「沖縄」という、いわば微視の視点から、戦後日本の政治・外交過程を跡づけていきたいと思います。

<授業計画>
○第2次大戦の終結と沖縄
○”平和憲法”の制定と沖縄
○沖縄・本土の基地化と日米安保
○対日講和条約・安保条約の締結と沖縄
○安保を揺るがした沖縄の反米運動
○60年安保改定と沖縄
○復帰運動の昂揚
○ベトナム戦争と沖縄
○沖縄返還交渉
○旧ガイドライン
○ロン・ヤス日米”同盟”の展開
○湾岸戦争と日米安保
○沖縄問題の尖鋭化と安保再定義
○「9・11」以後の日米安保と沖縄

<成績評価方法及び水準>
 定期試験、出席状況、授業時に教員から出される質問や課題に対する解答ぶり等を考慮して、総合的に評価します。

<教科書>
 テキストはとくに指定しません。適宜プリント資料を配布します。また、参考文献は、講義中、随時に紹介します。

<オフィスアワー>
 授業の前後 非常勤講師室にて

 

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