2005年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

日本の社会思想(Social Ideas in Japan)[1221]

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2単位
勝田 由美 助教授  
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最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 明治期の日本で国民の自由と政治参加を追求した運動として、自由民権運動の成立と発展、および、そこで中心的役割を果たした人々の思想について学ぶ。さらに、それらを手がかりとして近代日本における国民/市民の「解放」と「自律」の問題を考察する。

<授業計画>
 第1回  明治維新=日本「国民」の誕生?
第2〜3回 福沢諭吉と啓蒙思想
 第4回  国会開設の要求 
第5〜6回 民権結社の成立と私擬憲法草案の作成
 第7回  民権運動の分裂と秩父事件
第8〜10回 中江兆民(その1)
       −兆民の生涯とその自由観−
第11〜12回 中江兆民(その2)
       −一粒の思想の種を−
 第13回  民権運動の残したもの
       −「一粒の自由の種子を」−

<成績評価方法及び水準>
 授業にきちんと出席し、学期末の筆記試験を行い、授業中の小レポートなども加味して総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法および水準の詳細については第一回目の授業時に説明するので、必ず出席すること。

<教科書>
用いない。

<参考書>
適宜指示する。

<オフィスアワー>
授業開始前・終了後に八王子校舎講師室で。
または新宿校舎27階(研究室)で毎週水曜日の15時00分から16時00分まで。

 

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