2005年度工学院大学 第1部建築学科 建築学コース

世界の社会思想(Social Ideas in the Western World)[1220]

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2単位
勝田 由美 助教授  
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最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 西洋社会における「自由」および「平等」の理念の形成と発展をたどり、それを手がかりに現代日本の問題を
考える。

<授業計画>
 西欧社会における思想としての「近代」の成立と発展を、当時の社会とのかかわりのなかで見ていきます。授業の3割程度は「西洋近代史」的な内容で、そこがわからないと個々の思想の中身も充分理解できないでしょう。  とはいえ、例年、高校では世界史を履修しなかったけれど「受講してよかった」と感想を寄せてくれる人もたくさんいます。ただし、「歴史にはどうしても興味がもてなかった」という人も時々いるので、受講にあたっては、自分に世界史に対する関心がどのくらいあるかを考えてみてください。世界史を学ぶ機会のなかった人にはわかりやすく、かつ、高校で学んだ人にも興味深い内容にするために、歴史的な事柄については、細かい知識ではなく全体像を話すように心がけています。

 第1回  理念としての「近代」社会
第2〜3回 近代的個人の誕生
       −ルネッサンスと宗教改革−    
第4〜7回 「契約」による社会の成立
       −ホッブス、ロック、ルソー−  
第8〜9回 イギリス、フランスにおける市民革命と産業革命  
第10〜12回 民主主義と政治的自由
       −トクヴィル、ミル−  
 第13回  現在の問題

<成績評価方法及び水準>
 授業にきちんと出席し、学期末の筆記試験を行い、授業中の小レポートなどを加味して総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法および水準の詳細については第一回目の授業時に説明するので、必ず出席すること。

<教科書>
用いない。

<参考書>
適宜指示する。

<オフィスアワー>
授業開始前・終了後に八王子校舎講師室で。
または、新宿校舎27階(研究室)で、毎週水曜日15時00分から16時00分まで。

 

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