2005年度工学院大学 第1部マテリアル科学科

化学I(Chemistry I)[4113]

[試験情報を見る]

2単位
河野 博之 助教授  
[ 教員業績  JP  EN ]

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
化学を専門とする学生のために化学の基礎知識を身につけることをねらいとする。取り上げる内容は高校化学と専門分野の化学の橋渡しとするが、高校化学IBとIIの範囲について、より理論的に説明する。
以下に具体的な達成目標を示す。
1)化学結合の本質を電子の授受の立場から理解する。
2)化合物の量関係を理解し、化学計算ができるようになる。
3)相平衡と化学平衡の動的性質について理解する。
4)酸と塩基の定義とそれらの反応について理解する。
5)酸化還元反応の本質とその電気化学との関連について理解する。
6)無機化合物の性質を元素の周期性と関連付けて理解する。
7)有機化合物の多様性とその要因を理解する。
8)現代化学のフロンティアを知り、創造的化学とは何かを考える。

<授業計画>
第1週:化学の位置付けと化学が扱う対象
第2週:原子の構造と電子配置、イオンと分子
第3週:化学結合と電子、化学反応式
第4週:物質の三態と相平衡、気体の状態方程式、結晶構造
第5週:化学反応と化学平衡、質量作用の法則、溶解度
第6週:酸と塩基、中和反応、酸・塩基の強弱
第7週:酸化と還元、酸化数、燃焼と電池
第8週:無機化学、非金属元素の化合物と周期表
第9週:無機化学、金属元素の化合物、錯体
第10週:有機化学、分子構造、異性体
第11週:有機化学、脂肪族化合物の分類と性質
第12週:有機化学、芳香族化合物の分類と性質
第13週:最先端化学のトピックス、創造的化学とは何か
第14週:定期試験
毎回、演習問題のプリントを配布し、授業の最後にその一部を解く。

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験(100点)で評価し、演習問題の成績に応じて20点までの加点をする。成績評価は、それらの合計点を100点を越えないように規格化して行なう。合計点が59点以下の場合、レポートの提出を課す場合もあり得るが、レポート内容が単位認定相当の場合の評価点は60点となる。

<教科書>
特に指定しない。授業中に資料と演習問題のプリントを配布する。

<参考書>
副読本として,「視覚でとらえるフォトサイエンス化学図録」(数研出版),日本化学会編「化学の新世界」(丸善)を指定する。 その他の参考書は講義の際に紹介する。

<オフィスアワー>
特に指定しない。授業の前後に講師室に在室しているとき、および研究室在室中(八王子4号館4-105号室)は、質問や相談を歓迎する。但し、常に研究室に在室しているとは限らないのでE-mailを利用するか、来室を事前に連絡すること(ft13023@ns.kogakuin.ac.jp)。

<学生へのメッセージ>
この授業では、諸君がさらに高度で専門的な内容を修得するための基本的な事柄を、高校生の頃よりもやや理論的に取り扱います。ここで得た知識を入口に、専門科目で知識の間口と奥行を深めることで、将来あらゆる場面で応用できる実力を身につけることになります。授業内容は講義中心で、しかも進度が速いので最初は戸惑うかもしれませんが、金曜日の化学IIでは、ほぼ同じ範囲を別な形式で勉強しますので、両方を併せることで理解を深めてください。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2005 Kogakuin University. All Rights Reserved.