2005年度工学院大学 第1部国際基礎工学科

創造工学II(Engineering of Creation II)[3170]

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2単位
畑村洋太郎 特別専任教授  
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最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
創造工学Iで学んだ新しい技術の生み出し方を実例について実践し,その過程を通じ創造のやり方を学ぶ.
 具体的には各人の考えた任意の開発課題につきその思考決定過程を思考展開図で表出し,次に実際にそのものを造ってみる.
 例えば,本年度は危なくない回転ドアの構想を作り,模型を製作してその実現性を検討する.
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」
(D) 創造力の習得:◎
(F) デザイン能力とマネジメント能力の習得:○
JABEE基準1の(1)の知識・能力: (d)の(2)c):◎ (e)(g)(h):○
JABEE基準1の(1)の知識・能力: (d)の(2)c)d) (e) (g) (h):◎ (a) (b) (c) (d)の(2)b) (f):○

<授業計画>
A. <課題設定>とその解決
任意の課題を設定し,その解決をはかる
思考展開図で表現し,課題設定−課題要素の摘出−問題解決の候補の提示−問題解決手段の選択決定−問題解決具体案の樹立−全体計画の樹立を行う

B. 例えば,危なくない<回転ドア>を課題として取上げた場合
(1) 危ないとはどんなことか−危なくないとはどんなことか
(2) 人間との関係で回転ドアに求められる機能とは何か
(3) その機能を実現する機構はどんなものが考えられるか
(4) どれかひとつの機構を選択し,それを実物にするために必要な属性を定める
(5) それらを取りまとめてひとつの回転ドアにする

C. Bで行った<思考展開>に従って<計画図>を描く

D. この計画図に従って回転ドアの模型を作製する
(1) 部品を選択し購入する
(2) 必要な部品を作製する
(3) <組立てる>
(4) 全体を調整し動かしてみる

E. この回転ドアを動かし,始めに求めた危なくない回転ドアになっているか.仮になっていないとすれば,何をどう直せば良いかを検討する

F. 以上の課程を通じ,今までなかった全く新しいものを創造するときに必要となる人の頭と体の動きを通じて,創造活動を体得する

<成績評価方法及び水準>
随時授業で提出するレポートおよび試作品の採点。試験は行わない。

<教科書>
(1) 畑村洋太郎・小野耕三・中尾政之著:機械創造学(丸善,2001)

<参考書>
(1) 畑村洋太郎編著:実際の設計――機械設計の考え方と方法(日刊工業新聞社,1988)
(2) 畑村洋太郎編,実際の設計研究会著:続・実際の設計――機械設計に必要な知識とデータ(日刊工業新聞社,1992)
(3) 畑村洋太郎編,実際の設計研究会著:実際の設計第4巻――こうして決めた(日刊工業新聞社,2002)
(4) 畑村洋太郎編,実際の設計研究会著:実際の設計第5巻――こう企画した(日刊工業新聞社,2004)
(5) 実際の設計研究会監修,Victor R.Fey・Eugene I.Rivin・畑村洋太郎著,実際の設計研究会編著:TRIZ入門――思考の法則性を使ったモノづくりの考え方(日刊工業新聞社,1997)
(6) 中尾政之・畑村洋太郎・服部和隆:設計のナレッジマネジメント――創造設計原理とTRIZ(日刊工業新聞社,1999)
(7) N.P.スー(畑村洋太郎監訳):設計の原理――創造的機械設計論(朝倉書店,1992)
(8) 畑村洋太郎編,実際の設計研究会著:続々・実際の設計――失敗に学ぶ(日刊工業新聞社,1996)
(9) 畑村洋太郎:失敗学のすすめ(講談社,2000)
(10) 畑村洋太郎:失敗に学ぶものづくり(講談社,2003)
(11) 畑村洋太郎:創造学のすすめ(講談社,2003)
(12) 畑村洋太郎:直観でわかる数学(岩波書店,2004)

<オフィスアワー>
授業の前後に研究室で

<学生へのメッセージ>
ゼロからものを作ると楽しいぞ.

<参考ホームページアドレス>
畑村創造工学研究所 http://www.sozogaku.com/,非営利活動法人失敗学会 http://www.shippai.org/

 

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