2005年度工学院大学 第1部国際基礎工学科
○化学I(Chemistry I)[4534]
2単位 河野 博之 助教授 [ 教員業績 JP EN ]
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 理工系大学生として必要な化学の基礎知識を身につけることをねらいとする。高校化学程度の基本的な事項からはじめるが、講義はより理論的で厳密になる。講義を通して環境問題に対する化学の役割、人間生活や社会生活における化学の成果などを知り、化学の視点から自らの専門分野を見直すことが目標である。
以下に具体的な達成目標を示す。 1)原子の構造を理解し、そこから化学結合の本質を説明できるようになる。 2)化学反応に関する簡単な化学計算ができるようになる。 3)ミクロな分子とマクロな物質を結ぶ動的平衡の概念を理解する。 4)酸と塩基の定義とそれらの反応について理解する。 5)酸化還元反応の本質とその電気化学との関連について理解する。 (JABEE機械システム基礎工学プログラムの学習・教育目標)C−3:◎、 A:○、B:○ (JABEE 基本キーワード) 化学、地球規模 (JABEE 個別キーワード) 技術と環境、技術と人間、技術と社会 (JABEE学習・教育目標) 「国際工学プログラム」 (C) 基礎工学・専門工学知識の習得:◎ JABEE基準1の(1)の知識・能力: (c) (d)の(1)(2)a)b)c)d):◎ (h):○ (前提となる基礎知識と修得後の展開) 本科目の履修の前提となる知識・科目は特にないが、1年時に「化学実験」を履修しておくと本科目の理解の助けになる。化学を得意としない学生は、授業の進行に応じて必要な基礎知識の修得に努めてほしい。また、本科目で化学の基本的素養を習得することは、今後の専門科目の履修ばかりでなく工学全分野で有用である。
- <授業計画>
- 第1週:物質の分類と化学の法則、化学変化とその量的関係
第2週:原子の構造とそのモデル 第3週:電子配置と元素の周期性 第4週:化学結合と電子、イオン結合と金属結合 第5週:共有結合と分子 第6週:物質の三態、気体分子の状態方程式、結晶構造 第7週:相平衡、溶液の束一的性質 第8週:化学平衡、質量作用の法則 第9週:反応速度、反応に伴う熱収支 第10週:酸と塩基、中和反応、酸・塩基の強弱 第11週:中和反応、加水分解と緩衝液 第12週:酸化と還元、酸化数 第13週:酸化還元電位、電池と電気分解 第14週:定期試験 毎回、課題を与えるとともに、授業の最後に演習問題を解く。
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験(100点)で評価し、演習問題の成績に応じて20点までの加点をする。成績評価は、それらの合計点を100点を越えないように規格化して行なう。合計点が59点以下の場合、レポートの提出を課す場合もあり得るが、レポート内容が単位認定相当の場合の評価点は60点となる。
「機械システム基礎工学プログラム」の学習・教育目標C−3、A、Bは、上記の基準を満たせば、達成される。
- <教科書>
- 講義の際に配布する資料と演習問題を用いる。
- <参考書>
- 講義の際に紹介する。
- <オフィスアワー>
- 特に指定しない。授業の前後に講師室に在室しているとき、および研究室在室中(八王子4号館4-105号室)は、質問や相談を歓迎する。但し、常に研究室に在室しているとは限らないのでE-mailを利用するか、来室を事前に連絡すること(ft13023@ns.kogakuin.ac.jp)。
- <学生へのメッセージ>
- 本授業は再履修クラスですので、単位取得に不安のある諸君も多いと思います。しっかり授業に参加し、演習問題を自力で解きながら実力をつけてください。化学は本来暗記ものではありません。基本的な事柄をしっかり理解すれば、将来にわたりあらゆる場面で応用が利くようになります。進度が速いので最初は戸惑うかもしれませんが、自習や質問をすることで理解を深めてください。
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