2005年度工学院大学 第1部国際基礎工学科

機械実習(Laboratory of Mechanical Technology)[6102]

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1単位
一之瀬 和夫 助教授  
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久保田 和久 非常勤講師
宿谷 知弘 非常勤講師
湯本 敦史 非常勤講師

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
機械を製作する基となる加工技術と精度管理について,下記のテ−マで実習をおこなう.汎用工作機械を操作して,もの作りの基本を学ぶ。各自が加工と計測を行い,新しい発見を重ねるとともに,工程中に発生する問題点に適切に対応し,制限された時間内で計画的に作業を進める基礎力と判断力を身につける。
(前提となる基礎知識と習得後の展開)修得後は「CAD機械製図」,「CAD機械製図設計」,「機械製作法」,「機械設計学」で機械要素の加工工程と働きをよく理解できる。
 達成目標は次のようである。
(1)安全の管理:作業安全の基本条件を理解し,それを実行できる。
(2)判断力の滋養:環境条件の変化に対して迅速に対処し,的確な判断をくだせる。
(3)計画性と実行力:演習内容を迅速に理解し,計画的な作業を展開し,全体の流れをまとめることができる。
(4)実技演習の結果に対して,適切に自己評価することができる。
(JABEE学習・教育目標)
「国際工学プログラム」
(D) 創造力の習得:○
(F) デザイン能力とマネジメント能力の習得:◎
JABEE基準1の(1)の知識・能力: (d)の(2)c):◎ (e)(g)(h):○
JABEE基準1の(1)の知識・能力: (d)の(2)c)d) (e) (g) (h):◎ (a) (b) (c) (d)の(2)b) (f):○

<授業計画>
第1回 [ガイダンス] 製図、設計,機械製作などの科目とのつながりを解説.工場内の安全規則,履修上の心構え,および加工製作の流れと概要を説明する。
第2回 [歯車素材と軸1の加工] 旋盤の基本構成と加工原理を学ぶ.例題1に沿って1人1台の工作機械を操作して歯車の素材と軸1の加工を行う。加工後の計測デ−タに考察を加え精度管理の基本を身につける。
第3回 [歯車素材と軸2の加工] 旋盤により各自が例題2の歯車素材と軸2の加工を行う。加工後の計測デ−タに考察を加え精度管理の基本を身につける。
第4回 [歯切り加工1] 歯車の機能と加工法の原理を学習する。歯切り盤による加工の準備作業,歯車1を加工する。図面を理解し,部品の機能説明や提示方法を身につける。
第5回 [ハウジングの加工] ハウジングを加工しながら,各種フライス盤の基本構成と切削工具の機能を学習する。加工後の計測デ−タに考察を加え精度管理の基本と,三角法による提示方法を身につける。
第6回 [鋳造] 金属の溶融と凝固過程を学習する。1人で1台の鋳型を製作し,鋳込み作業を実施して工程中の安全管理と工程の改善点などについて,報告方法を身につける
第7回 [歯切り加工2] 歯車の機能と加工法の原理を学習する。歯切り盤による加工の準備作業,歯車2を加工する。図面を理解し,部品の機能説明や提示方法を身につける。
第8回 [加工計測] 加工工程で用いる測定器の基本原理を学習する.取扱いを学ぶとともに,デ−タを採取・整理して発表し,自己評価を行う。  
第9回 [あらさの測定] 機械加工の方法によって表面の幾何的性状が異なることを計測により考察し,JIS「表面あらさ」の測定法と表示法を学ぶ。   
第10回 [あらさの測定]レポ−トで質疑と添削を受け,提出する。

<成績評価方法及び水準>
合格の60点を得るには全テ−マを履修することが必要である。この履修の中で,以下の1)と2)を満たすこと。
1)加工演習の計画性と製作による寸法精度の自己評価。
2)指定テーマについて全レポートの添削を受け,これら全てのレポ−トが受領されたこと。
実習計画の終了後には,1テ−マだけを欠席した学生に対して,補講を1回だけ実施する。この補講による成果と,指定期日までにレポ−トの受領に達して60点以上を得た場合を合格とし,単位を認定する.8課題を実習するが,課題ごとの重みを12.5%とする。
「国際工学プログラム」の学習・教育目標(D) および(F)は、本科目およびこの目標に対応する卒業に必要な他の該当科目をすべて習得することにより達成される。

<教科書>
 「機械実習・機械システム工学実習」、工学院大学機械系学科実習工場編。生協で販売していますので、実習前に必ず購入して下さい。

<参考書>
 下記の図書はガイダンスにおいて説明するので,必要に応じて購入すればよい。
1)機械工作法,平井三友ほか,コロナ社,2)機械工作法概論,清水寛一郎,日本理工出版会,
3)精密測定(1),同(2),青木保雄,コロナ社,4)理科系の作文技術,木下是雄,中公新書624,5)金属切削と工作機械,増田泰二(図書館配架のみ)。

<オフィスアワー>
1.実習日の12:30〜12:40,および16:20〜16:30
2.時間内にテ−マの内容を終了しなかった場合には,そのテ−マの指導教員と相談して、次週の都合  よい時間帯で残りの実習をしてください。

<学生へのメッセージ>
1.実習に適さない服装の場合は工場への入構を許可しません。
2.10分以上の遅刻は受講できません。これは厳格に実行されます。
3.制限された時間内での実技演習ですから心身ともに良好な状態で臨んで下さい。
4.安全作業の鉄則:1)時刻厳守。2)サンダル,下駄履き者は工場への入場を許可しません。3)端正な服装。4)他者が作業中は,その作業領域へ絶対に立入らないで下さい。

<備考>
1.実習テキストで次回の実習内容を熟読して実習に出席して下さい。

 

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