2005年度工学院大学 第1部機械工学科 メカノデザインコース
数値計算法II(Numerical Method II)[1565]
2単位 初田 俊雄 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 実際の工学問題解決に重要な役割を果たす数値計算法について、その基礎と工学的応用を例にとりつつ講義する.また演習問題を通じて数値解法の実応用能力を習得する.以下に具体的な達成目標を示す.
1.最小2乗法の基本概念とその実応用について学ぶ. 2.固有値問題の基本的な数値解法とその実応用について学ぶ. 3.常微分方程式の基本的な数値解法とその実応用について学ぶ. 4.偏微分方程式の基本的な数値解法とその実応用について学ぶ. (JABEE学習・教育目標) 「国際工学プログラム」(C) 基礎工学・専門工学知識の習得:◎ 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」(D)◎ 「機械システム基礎プログラム」(C)◎ (JABEEキーワード) 行列式の取り扱い・連立一次方程式の解法を含む線形代数の応用 (前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目を履修する前に、「数学I」、「数学II」により微分、偏微分学の基礎を、「プログラミング演習」によりプログラミングの基礎を習得しておくことが望ましい.また「数値計算法I」により計算機の数体系や誤差などの数値計算の基礎知識を習得しておく必要がある. 本科目を習得後は、「応用プログラミング演習(1)」を習得することができる.
- <授業計画>
- 第1週 数値計算法の工学的意義と授業の進め方ガイダンス及び行列式演算の基礎
第2週 最小2乗法(最小2乗法の定義、ハウスホルダー変換) 第3週 〃 (ハウスホルダーQR法、最小2乗法による関数の推定) 第4週 〃 (最小2乗法のまとめ、実応用例) 第5週 固有値問題の数値解法(固有値問題の提出、誤差評価) 第6週 〃 (累乗法、逆反復法) 第7週 〃 (固有値問題数値解法のまとめ、実応用例) 第8週 常微分方程式の数値解法(初期値問題、ルンゲ・クッタ法) 第9週 〃 (高階連立微分方程式の数値解法) 第10週 〃 (常微分方程式数値解法のまとめ、実応用例) 第11週 偏微分方程式の数値解法(有限差分近似、ガウス・ザイデル法) 第12週 〃 (SOR法、収束性) 第13週 〃 (偏微分方程式数値解法のまとめ、実応用例) 第14週 定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- レポート40点(計4回、各10点)、定期試験60点で成績を評価し、合計で60点以上の者に単位を認める。50点〜59点の者は演習問題の再提出を認め、全問正解で合格(60点)とする.
- <教科書>
- 「数値計算の基礎と応用 ― 数値解析学への入門 ―」杉浦 洋 著(サイエンス社)
- <参考書>
- 特に定めないが、数値計算法を扱った書籍は簡単なものから高度なものまで非常に多数が出版されているので、自分にあった参考書を探してほしい.
- <オフィスアワー>
- 月曜の授業日の13時から14時の間、講師室にて
- <学生へのメッセージ>
- 数値計算法は実際の工学問題を解決するための欠かせない手段で、コンピュータの進歩に伴い、様々な技術分野での応用が益々広がっています.授業と演習問題を通じて数値解法の実応用能力を習得するよう頑張りましょう.
このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2005 Kogakuin University. All Rights Reserved. |
|