2005年度工学院大学 第1部機械工学科 エコエネルギーコース
△流体機械(Fluid Machine)[4565]
2単位 和田 芳武 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 初めに流体力学の基礎を学び、その後に主要な流体機械(ポンプ、送風機、ターボ圧縮気)の原理、特性、構造を紹介、流体力学に基づく解説を行う。
また、流体機械の性能、不安定現象と性能との関係についても学ぶ。 以下に具体的な達成目標を示す。なお、講義項目の節目には演習問題を課す。 1. 流体機械の基礎知識、考え方、産業工業界に於ける位置付けとその重要性を理解する。 2. 保存則の意味を理解し、使用できること。 3. 代表的な流体機械と原理に関する知識を習得する。 4. 流体機械の性能と特徴を理解する。 5. 流体機械特有の不安定現象について理解する。 6. 流体機械の構造と特性について理解する。
- <授業計画>
- 1.[流体機械の分類]気体あるいは水を作動物体として、エネルギーの変換を行う流体機械は日常生活、産業界、交通分野などあらゆる面で重要な役割を果たしている。その流体機械の分類、特徴、重要性等について学ぶ。
2.[流体のエネルギーと動力]流体の持つエネルギーとその変換について学ぶ。 3.[流体と羽根車間のエネルギー伝達]速度三角形等について学ぶ。 4.[流体機械の構成要素と内部流れ]遠心羽根車の構造と内部流れ、軸流羽根車の構造と内部流れについて学ぶ。 5.[流体機械の固定部流路及び軸封装置]流路内の流れの損失、デフューザ内の流れと損失、案内羽根、渦巻ケーシング、戻り流路及び軸封装置等について学ぶ。 6.[流体機械の性能と運転]相似則と比速度、ポンプ及び送風機の比速度と羽根車形状の関係について学ぶ。 7.[流体機械の特性曲線表示]流体機械の性能・特性の表示と抵抗曲線、並列運転と直列運転及び運転の安定性について学ぶ。 8.[流体機械に生じる不安定現象]キャビテーション、水撃作用及びサージングは、いずれも騒音や振動を伴う現象がある。これらは全く異なる原因によるものであることを学ぶ。 9.[ポンプの形式と性能]ターボポンプの形式と性能、運転条件の相似則を理解する。 10.[ポンプの構造と特徴]構造と効率の他ターボ型ポンプの性能曲線について学ぶ。 11.[ターボ送風機及び圧縮機の形式と分類]ファン、ブロワ及びターボ圧縮機の種別、適用範囲等、及び産業用機器、プラント向けの位置付けについて学ぶ。 12.[ターボ送風機及び圧縮機の特性と構造]ファン、ブロワ及びターボ圧縮機の特性と構造について学ぶ。 13.[その他]水車、ターボチャージャ、風車等の原理、性能と構造について学ぶ。
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として、定期試験で最終成績を評価し、60点以上の者に単位を認める。
但し、試験の点数が50点以上60点未満かつ授業中に行う演習問題の得点が60点以上の者にはレポート提出を認め、レポート内容が単位認定相当と判断される場合には最終成績を60点とする。
- <参考書>
- 「ターボ機械」ターボ機械協会編(日本工業出版)
「大学基礎流体機械 改訂版」辻 茂 著(実教出版) 「ターボポンプ」ターボ機械協会編(日本工業出版)
- <オフィスアワー>
- 「流体機械」授業終了後10〜30分間、新宿キャンパス12F講師室にて
- <学生へのメッセージ>
- 数学、物理、力学系科目の復習を期待する。
流体機械は日常生活の中にも数多く見受けられる身近な機械の1つであり、その理論、構造、特性等の習得は日常生活にも役立つことも多い。
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