2005年度工学院大学 第1部機械工学科
△ベクトル解析(Vector Analysis)[5132]
2単位 浦田 哲哉 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 一直線上の運動ではなく,2次元あるいは3次元空間内の運動を扱う場合,その運動を記述するには,その位置をあらわすベクトルとその微分が必要になる。ベクトル解析は,このような基本的な運動を記述するのに必要なだけではなく,力学,流体力学,電磁気学など様々な分野で頻繁に用いられ,それらの学習には必要不可欠な道具である。
本授業では,ベクトル解析の基礎理論を学び,簡単な応用例を通して理解を深める.以下に具体的な達成目標を示す. (1) ベクトルの加法,ベクトルの積,ベクトルの微分積分演算を理解し,活用できること (2) 曲線,曲面の性質および基本演算を理解し,応用できること (3) スカラーの勾配,ベクトルの発散および回転を理解し,応用できること (4) テンソルの基本事項を理解し,応用できること (JABEE学習・教育目標) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」:(D)◎ (JABEEキーワード) 「機械工学エネルギー・デザインプログラム」: (前提となる基礎知識と習得後の展開) 本科目を履修する前に,「数学I・II」などにより微分積分学を習得しておく必要がある.本科目を修得すると,多くの力学系専門科目が理解しやすくなる.
- <授業計画>
- 1.[ガイダンス]スカラーとベクトル,テンソル
2.[基礎演算]ベクトルの加減,スカラー積,ベクトル積 3.[基礎演算]ベクトルの座標変換,変換行列 4.[基礎演算]ベクトルの微分,積分 5.[平面曲線]接線,法線,曲率 6.[空間曲線]接線,主法線,曲率,従法線,ねじれ率 7.[曲面]曲面の表現,距離,面積,法線 8.[曲面]曲面上の曲線,法曲率,主曲率 9.[微分演算]スカラーの勾配,ベクトルの発散 10.[微分演算]ベクトルの回転 11.[テンソル]テンソルとは,テンソルの座標変換 12.[テンソル]対称テンソル,交代テンソル 13.[テンソル]慣性テンソル,応力テンソル,ひずみテンソル 14.定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として中間試験・定期試験で最終成績を評価し,60点以上の者に単位を認める.
- <教科書>
- 「ベクトル解析」戸田盛和著(岩波書店)
- <オフィスアワー>
- 水曜日 12:00〜13:00 (講師室にて)
- <学生へのメッセージ>
- ベクトルを活用できると各種力学を理解しやすくなるので,予習・復習によって基本演算を身に付けて欲しい.
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