2005年度工学院大学 第1部機械工学科

線形代数学I(Linear Algebra I)[3132]

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2単位
高木 悟 非常勤講師

最終更新日 : 2005/05/25

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
行列とそれを利用した連立1次方程式の解き方について講義する.行列は理工学だけでなくあらゆる分野で利用されるものであるから,しっかり身につけたい.実践力をつけるため,講義だけでなく問題演習の時間をとり,各自問題を解いてもらう.また,理解度をはかるために課題を出すこともある.問題演習中は机間巡視をするので,授業中に理解できなかった点や解き方がわからない点などを質問するとよい.この講義の目標は,行列や行列式の基本的な計算をはじめ,連立1次方程式で表現される問題を,行列を用いて解決する能力を身につけることである.

<授業計画>
第1回 行列の定義
第2回 行列の演算
第3回 行列の分割
第4回 行列と連立1次方程式
第5回 行列の基本変形
第6回 簡約な行列
第7回 連立1次方程式の解法
第8回 正則行列
第9回 置換
第10回 行列式の定義
第11回 行列式の性質
第12回 クラーメルの公式
第13回 問題演習
第14回 試験

<成績評価方法及び水準>
100点満点の試験で60点以上を合格とする.
試験で55点以上,かつ,課題の内容が十分であると認められる場合には,合格とすることもある.

<教科書>
三宅敏恒 著 「入門 線形代数」 培風館

教科書に沿って授業をおこなう.教科書の問題も毎回使用するので,必ず持参すること.後期の線形代数学 II でも引き続き使用する.

<参考書>
線形代数に関する本は数多く出版されている.図書館や書店で実際に見て,必要があれば自分に合ったものを購入するとよい.上記の教科書には線形代数のことが一通り書いてあるので,この1冊を持っていれば今後線形代数の知識が必要になったときにも役に立つであろう.

<オフィスアワー>
授業の前後に,教室か講師室(八王子:1−101)にて.

<学生へのメッセージ>
毎回復習しましょう.

 

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