2003年度工学院大学 第1部建築学科 環境コース

応用X線工学I(Applied X-ray Engineering I)[4306]

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2単位
小坂 雅夫 助教授

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
工学の世界においてX線の恩恵なしには、何事も考えられない。「X線で何が分かるか」入門から応用まで、工学部学生の教養としてX線光学・X線工学を学ぶ。

<授業計画>
 1)X線入門  X線の基礎知識。→放射線とは何か。
 2)X線入門  X線の歴史。  →発見前後の科学知識とその後の発展への影響。
 3)X線入門  X線天文学。  →X線天文学のきっかけと天体放射X線のメカニズム。
 4)X線入門  X線の発生。  →X線発生方法を学ぶ。
 5)X線入門  シンクロトン放射光。→最新技術をSpring-8に学ぶ。
 6)X線入門  物質との相互作用。 →X線の検出方法。
 7)X線入門  物質との相互作用。 →X線利用法。
 8)X線入門  生体への影響。   →人体は何故放射線の影響を受けるか。放射線事故例。
 9)X線入門  生体への影響。   →放射線の明暗。
10)X線応用  X線透過法。  →診療用、文化財用、産業用X線透過法の実例を学ぶ。
11)X線応用  X線分析法。  →分析機としてのX線。
12)光学応用  顕微鏡法。   →なぜ電子顕微鏡が必要か。
13)その他 

<成績評価方法及び水準>
レポート(2回)による評価。授業に出席していないと提出できない内容です。

<教科書>
「X線で何が分かるか」加藤誠軌薯(内田老鶴圃)

<オフィスアワー>
土日を除く毎日9:30→16:00頃。八王子13号館研究室。

<備考>
受講生多数の場合受講制限をします。後期受講予定者を優先します。

 

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