2003年度工学院大学 第1部建築学科 環境コース
応用X線工学I(Applied X-ray Engineering I)[4306]
2単位 小坂 雅夫 助教授
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 工学の世界においてX線の恩恵なしには、何事も考えられない。「X線で何が分かるか」入門から応用まで、工学部学生の教養としてX線光学・X線工学を学ぶ。
- <授業計画>
- 1)X線入門 X線の基礎知識。→放射線とは何か。
2)X線入門 X線の歴史。 →発見前後の科学知識とその後の発展への影響。 3)X線入門 X線天文学。 →X線天文学のきっかけと天体放射X線のメカニズム。 4)X線入門 X線の発生。 →X線発生方法を学ぶ。 5)X線入門 シンクロトン放射光。→最新技術をSpring-8に学ぶ。 6)X線入門 物質との相互作用。 →X線の検出方法。 7)X線入門 物質との相互作用。 →X線利用法。 8)X線入門 生体への影響。 →人体は何故放射線の影響を受けるか。放射線事故例。 9)X線入門 生体への影響。 →放射線の明暗。 10)X線応用 X線透過法。 →診療用、文化財用、産業用X線透過法の実例を学ぶ。 11)X線応用 X線分析法。 →分析機としてのX線。 12)光学応用 顕微鏡法。 →なぜ電子顕微鏡が必要か。 13)その他
- <成績評価方法及び水準>
- レポート(2回)による評価。授業に出席していないと提出できない内容です。
- <教科書>
- 「X線で何が分かるか」加藤誠軌薯(内田老鶴圃)
- <オフィスアワー>
- 土日を除く毎日9:30→16:00頃。八王子13号館研究室。
- <備考>
- 受講生多数の場合受講制限をします。後期受講予定者を優先します。
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