2003年度工学院大学 第1部建築学科 環境コース

世界の文学II(World Literature II)[4169]

[試験情報を見る]

2単位
内山 憲一 助教授

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
世界の中のフランスに焦点を当て、その言語文化の精髄に触れる。
目標:文学作品を読むことにより、われわれの生にはどのような意味があるかという人間にとって本質的な問題を考えてみる。

<授業計画>
フランス近現代文学の流れをつくった人物を何人か選んで、それぞれの生涯や時代背景を概観した後、代表的な作品を読んでいきます。日本語に翻訳された作品を抜粋したプリントを随時配布します。音声の喚起する力を感じてもらうために原文朗読のパフォーマンスを交えたり、ビデオを鑑賞する機会を設けたりして、言葉で構築された作品の美しさを実感してもらいたいと思っています。初回にフランス文学の特質を概観した後、本年度は小説家のジッド、プルースト、サン=テグジュペリ、カミュ、詩人のアポリネール、ブルトンについて講義していく予定です。

<成績評価方法及び水準>
授業にきちんと出席し、学年末の課題レポートを提出し、受講態度も考慮して総合的に判断し、60点以上の者に単位を認定します。成績評価方法及び水準の詳細については第1回目の授業時に説明するので、必ず出席してください。登録だけして出席しない学生や欠席が多い学生が目につきます。出席が少ない場合はレポートを提出しても評価の対象とはしません。

<教科書>
プリントを配布します。

<オフィスアワー>
水曜日15:45〜16:15(27階共通課程外国語科共同研究室)

<学生へのメッセージ>
電車の中で文学作品、それも流行のものではなく古典とでも言うべき作品を読んでいる人を見かけると、とてもうれしくなります。みなさんの読書欲をかきたてるような授業にしたいと思っています。

 

このページの著作権は学校法人工学院大学が有しています。
Copyright(c)2003 Kogakuin University. All Rights Reserved.