2003年度工学院大学 第1部電子工学科

電気回路理論演習I(Exercises in Electric Circuit Theory I)[6206]

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1単位
高橋 泰樹 講師

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
電気回路に関する問題を解きながら電気回路理論の理解を深めると共に、その応用能力を養うことを目標とする。具体的達成目標は次の通りである。
(1)抵抗の直並列回路の合成抵抗、各枝路電流、各部の電圧を計算できること。
(2)キルヒホッフの法則に基づいて回路を解く方程式を立て、それを解けること。
(3)基本的な定理(最大電力供給定理、重ね合わせの定理、鳳・テブナンの定理、相反定理、補償定理、Δ-Y変換及びY−Δ変換定理等)を用いて、回路の諸問題を解けること。
(4)基本的R、L、C回路について瞬時値表示した電圧、電流に関する計算が出来ること。

<授業計画>
1.[オームの法則] オームの法則の応用
2.[合成抵抗の計算] 直並列回路、Δ-Y変換、Y-Δ変換の応用
3.[分圧定理、分流定理] 分圧定理、分流定理の応用
4.[直流電力の計算] 最大電力供給定理の応用
5.[電源の等価変換] 電圧源と電流源の等価変換と応用
6.[容量回路] 等価容量の計算、容量による分圧
7.[直流ブリッジ回路] ブリッジの平衡条件に関する問題
8.[交流回路基礎] 正弦波交流の瞬時値表示にかんする問題
9.[実効値の計算] 色々な波形の実効値の計算
10.[交流電力の計算] 瞬時電力、平均電力、力率に関する問題
11.[インピーダンス] 回路のインピーダンスの計算
12.[交流回路計算] 基本的な交流回路の総合問題
13.[交流回路計算] 基本的な交流回路の総合問題

<成績評価方法及び水準>
定期試験及び、レポートの平均値が60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
「電気回路」木下真二郎著(共立出版)

<参考書>
「詳解 電気回路演習」木下真二郎(共立出版)

<オフィスアワー>
水曜日午後

 

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