2003年度工学院大学 第1部電子工学科

総合英語II(English II)[5310]

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2単位
小林  剛 非常勤講師

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 講読による文章理解を重視した英語教育。平易な英文で書かれた言語材料を用いて,基本的な構文学習から,パラグラフの展開,文脈把握,論旨のまとめを目ざす。

<授業計画>
 1990年前後、英国を始めとする欧米の広告の中に日本イメージを多用する新ジャポニズムと呼んでもいい流行があったが、いったいそうした文化現象の背後には何が潜んでいたのだろうか? 教科書は、イギリスの社会人類学者によるこの問いに対する一つの解答である。英語は比較的平易なので、その多少偏った分析を批判的に読解し、それぞれの広告に対して自分なりの解釈を加え、それをクラスで発表するというのが受講者の役目である。
 教科書のなかには全部で54枚の広告イメージが掲載されているので、一回の授業で2枚のイメージを分析するという感じで進めていく予定である。担当者は、広告が伝えようとしているメッセージの内容、それに対する著者の分析、その分析に対する自分の意見、さらにその広告に対する自分なりの解釈の計4つのことを発表に含めなければならない。担当者以外の人にも発表内容の妥当性について随時質問するので、担当者と同様の予習を行っておくように。何も答えられないものは欠席扱いとする。

<成績評価方法及び水準>
出席、クラスでの発表、期末試験の結果を見て総合的に評価する。

<教科書>
Counter-Orientalism: Japanese Images in British Advertising(Brian Moeran著、池田雅之編註、松柏社、1992年)

<オフィスアワー>
オフィスアワーはとくに設けないが、授業に関する連絡事項はすべて下記の授業用ウェブサイトに掲載するので、頻繁にチェックするように。
http://www.h5.dion.ne.jp/~gohome/

 

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