2003年度工学院大学 第1部電子工学科

化学II(Chemistry II)[5113]

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2単位
河野 博之 助教授

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
我々の生活と化学がどのように結びついているか、化学の応用的側面について述べる。さらにその背後にある基礎的原理を身につけることもねらいとする。
以下に具体的な達成目標を示す。
1)有機化合物の分類と特徴を理解する。
2)配位化合物を通して無機化合物と有機化合物を総合的に理解する。
3)人類社会を構成する物質(材料)の種類と性質を知る。
4)地球環境を構成する物質の循環と蓄積について理解する。
5)生命を構成する生体物質について理解する。

<授業計画>
第1週:飽和炭化水素化合物、炭素骨格の命名法
第2週:有機化合物の官能基と性質
第3週:有機化合物の反応、反応熱
第4週:高分子の分類、重合の種類と方法
第5週:高分子の応用、合成樹脂、エンジニアリングプラスチック
第6週:配位結合の特徴、配位化合物とその利用
第7週:分析化学、物質の組成と構造の研究法
第8週:無機材料の分類と特徴、セラミックス他
第9週:機能性無機材料、アモルファス合金他
第10週:有機・無機複合材料
第11週:生命と環境の化学、からだの成分、栄養素
第12週:遺伝情報と分子、核酸とタンパク質
第13週:環境の化学、生態系と物質循環
第14週:定期試験
毎回、出席確認を兼ねて演習問題を解く。

<成績評価方法及び水準>
原則として定期試験(100点)で評価し、演習問題の成績(20点)が良好なものには加点をする。成績評価は、それらの合計点を100点を越えないように規格化して行なう。救済措置としてレポートの提出を課す場合もあり得るが、その場合の評価点は60点となる。

<教科書>
「新課程一般化学」成澤芳男、渡部正利著(産業図書)

<参考書>
講義の際に紹介する。

<オフィスアワー>
特に指定しない。授業の前後および研究室在室中(八王子4号館4-105号室)は、質問を歓迎する。但し、常に研究室に在室しているとは限らないのでE-mailを利用するか、来室を事前に連絡すること(ft13023@ns.kogakuin.ac.jp)。

<学生へのメッセージ>
化学Iの内容を身に付けた諸君は、化学IIを理解するのにさほど困難は無いでしょう。化学の応用的側面は一見複雑に見えますが、本質は基本的な化学の積み重ねで説明できます。

<参考ホームページアドレス>
鋭意準備中。講義の際に紹介する。

 

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