2003年度工学院大学 第1部電子工学科

電気磁気学I(Electromagnetism I)[3119]

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2単位
川西 英雄 教授

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 電磁気現象の内容と関係を理解し、主要な法則、定理の物理的意味を理解するとともに、それを数式により表現できるようにする。その結果、電子工学科の中での基礎科目である電気磁気学を、工学で応用するための基礎学力を養う。2年生の「電気磁気学II」とあわせて、電気磁気学をまとめる。

<授業計画>
1.真空中の電荷と静電界I:電荷、クーロンの法則、
2.真空中の電荷と静電界II:電界と電界ベクトル
3.真空中の電荷と静電界III:電気力線、電界に関するガウスの法則、
4.電界の発散(積分法則)
5.真空中の直流電流と磁束密度I:電荷と電流、電荷の保存、
6.真空中の直流電流と磁束密度II:直流電流間に働く力、ベクトル積
7.空中の直流電流と磁束密度III:磁束密度、磁束密度と発散、磁石と磁荷
8.中間試験
9.ベクトル解析と座標系I:スカラ積、ベクトル積、
10.ベクトル解析と座標系II:ベクトルの勾配、発散
11.静電界と電位I:線積分、電位と電界、電界の発散(微分形)
12.静電界と電位II:ポアッソンの方程式、ラプラスの方程式、電気双極子
13.導体と静電容量:静電容量の定義、容量係数と電位係数、静電誘導
14.期末試験

<成績評価方法及び水準>
中間試験及び期末試験の平均点で評価する。

<教科書>
「電気磁気学」 末松安晴 著 (共立出版)

<オフィスアワー>
毎週火曜日 5時間目
八王子校舎・5号館 5-804号室(内線:3443)

<学生へのメッセージ>
 電気磁気学は電子工学科で学ぶ専門科目の基礎となる科目です。学んだことが、専門課程で自由に使えるようになるまで知識を吸収してください。分かってくるとおもしろくなります。

 

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