2003年度工学院大学 第1部電気工学科

哲学とは何か(What is Philosophy)[4165]

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2単位
谷口  薫 非常勤講師

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 西洋哲学史の流れをたどりながら,哲学史上の基礎知識や基本概念に慣れ親しみ,過去の哲学者たちが「何を」「なぜ」「どのように」考えてきたかを通して,哲学といういとなみについて理解を深めます。何やら堅苦しいテーマが並びますが,様々な思索に出会うことで,受講者の皆さん自身が何かを考えるきっかけをつかんで下さい。
具体的な到達目標は以下の通りです。
1)西洋哲学の歴史的変遷の概要を理解すること。
2)それぞれの時代の思想や思想家について、その思想の背景や基本的な概念を理解すること。
3)様々な思索について、自らの見解(賛意・疑問・反論など)を論理的に展開できること。

<授業計画>
1. イントロダクション:哲学とは何か
2. 哲学の誕生:イオニア自然哲学
3. ギリシア哲学(前)ソクラテス,プラトン
4. ギリシア哲学(後)アリストテレス
5. 中世キリスト教哲学
6. デカルトと近代科学
7. 大陸合理論(デカルト/スピノザ/ライプニッツ)
8. イギリス経験論
9. ドイツ観念論
10. フランス啓蒙思想
11. 現象学と実存思想
12.現代の哲学−英米/ドイツ/フランス
13. まとめ

<成績評価方法及び水準>
授業にきちんと出席の上、学期末試験(論述)を実施して、総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法および水準の詳細については第1回目の授業時に説明するので必ず出席のこと。

<教科書>
特に用いない。

<参考書>
「テキストブック西洋哲学史」杖下・増永・渡辺編(有斐閣ブックス)
「ソフィーの世界」J・ゴルデル著(NHK出版)
その他は授業時にその都度指示する。

<オフィスアワー>
授業終了後に直接教室にて、あるいは授業開始前・終了後に八王子校舎1-101講師室にて。

<学生へのメッセージ>
この授業の中で,哲学の基本の考えやキータームを学んでください。講義時にノートをしっかりとることが大変重要になります。

 

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