2003年度工学院大学 第1部電気工学科

電気回路理論I(Electric Circuit Theory I)[5111]

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2単位
横山 修一 教授

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
発電所から送られる電気、パソコンや携帯電話などを動作させる電気、これら電気の振る舞いの基本は全て電気回路理論により説明されます。本科目では電気工学序論で学んだ回路の基礎講義を理解した上で、今後の応用科目において必要となる基礎回路理論を確実にマスターすることを目的とします。

<授業計画>
1. 直流回路の総括、分流器、倍率器
2. ホイートストンブリッジと回路方程式
3. 最大電力のための負荷抵抗と消費電力
4. Δ⇔Y変換、鳳−テブナンの定理、重ねの理
5. 交流の最大値、周波数、位相角、平均値、実効値
6. RLC素子と交流・電力、位相の遅れと進み
7. RLC直列回路・並列回路の瞬時電流・電圧・電力
8. 交流の複素表示・極座標表示
9. RL・RC・RLC直列回路の複素計算
10. RL・RC・RLC並列回路の複素計算、ベクトル軌跡
11. RLC直列・並列共振回路、Q値、対数グラフ表示
12. 相互誘導回路、等価回路
13. 交流ブリッジ回路、合成インピーダンス、はしご回路
14. 定期試験

<成績評価方法及び水準>
出席数、中間テスト、定期試験により評価します。

<教科書>
「電気回路理論」 平山 博 著(電気学会)

<参考書>
「大学課程 電気回路(1)(第3版)」大野 克郎・西 哲生 共著(オーム社)

<オフィスアワー>
授業終了後

<学生へのメッセージ>
電気工学の基礎となる科目なので予習・復習を必ず行ってください。この授業が充分に理解できないと電気回路理論IIにつながりませんので、授業でわからないところは積極的に質問してください。

 

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