2003年度工学院大学 第1部電気工学科
○情報処理概論及演習(Fundamental Information Processing and Exercise)[4116]
3単位 田中 久弥 講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 前半はコンピュータリテラシーについて講義と演習を行う。
情報の正しい取扱い及び情報倫理について理解し,ある程度までコンピュータを 扱えるようになることを目標とする。後半はプログラミングの基礎的な内容に ついて講義と演習を行う。プログラミングにより実現できるコンピュータの 活用方法について多くの例題を通じて学ぶ。与えられたプログラムの処理の流れ を読み取り,簡単な問題ならばプログラミングで解決できるようになることを 目標とする。
- <授業計画>
- < 前 期 >
1.コンピュータ入門,基本操作 2.電子メール・電子ニュースの利用 3.情報の表現方法と単位,計算機の基本機能とハードウェア 4.文書処理1:日本語入力の仕組みとワープロの操作 5.文書処理2:ワープロによるレポート作成 6.文書処理3:テキストエディタの演習とLaTeX の演習 7.文書処理4:LaTeXによるレポート作成 7.表計算ソフトウェアの演習1 8.表計算ソフトウェアの演習2、レポート作成 9.プレゼンテーション、レポートの作成 10.UNIXオペレーティングシステムの基礎 11.コンピュータネットワーク 12.HTML入門 13.ホームページの作成 14.定期試験
< 後 期 > 1.Excelの中で利用可能なVBAプログラミング環境の操作方法 2.変数と四則演算 3.条件判断 4.繰り返り処理 5.Subプロシージャ,Functionプロシージャと引数 6.ワークシートのセルの読み書きとグラフの作成 7.再帰的アルゴリズムと迷路探索 8.文字列の処理と暗号 9.モンテカルロ法による面積の計算 10.2分法による方程式の解法 11.台形公式とSimpson公式による定積分 12.常微分方程式の数値的解法 13.ソーティング(整列) 14.定期試験
- <成績評価方法及び水準>
- 前後期各1回の定期試験の平均点(60点満点)と前後期の演習評価点(40点満点)
の合計点が成績評価点となる。成績評価点が60点以上であれば単位取得できる。 演習評価点は出席して取り組んだ演習内容とその成果物又はチェックテスト, 及び宿題として課された提出物によって評価する。 定期試験を片方しか受験しない場合は受験放棄と看做され成績評価点は つかない。
- <教科書>
- この授業では次の教科書とMOディスクが必要不可欠である。あらかじめ準備すること。
1.前期:「情報処理の入門と実践」荒実,加藤潔,飛松敬二郎/他著(共立出版) 2.後期:「Excel環境におけるVisual Basicプログラミング」加藤潔 著(共立出版)
- <オフィスアワー>
- 月曜日2時限 15号館情報科学研究教育センター準備室。
- <学生へのメッセージ>
- この授業では講義も行うが演習で自ら学ぶ部分が最も重要である。単位取得する
為には,原則として毎回授業に参加して演習に取り組むことが必要不可欠である。 話をよく聞き,演習に積極的に参加して,課題を自ら行うことが要求される。 不まじめな取り組みが分かった場合は退席を求めることがある。 中途半端なレポート、チェックテストなどは評価点を低くする。きちんと提出するように。 また,教材を忘れると演習が困難となり,結果として,その回の演習 評価点がつかなくなるので,教材は必ず持参すること。欠席,遅刻は厳禁である。 自分のIDのパスワードはきちんと記憶し,厳重に管理すること。
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