2003年度工学院大学 第1部電気工学科
○化学I(Chemistry I)[3510]
2単位 高山 俊夫 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 各専門分野の基礎として化学の授業を行う。出てきた記号・式、用語を覚え、問題を解いて理解を深めることを目的とする。また、現実に化学が、どのように社会に応用されているかトピックスも交えて紹介する。
以下に具体的な達成目標を示す。 1)化学が工学系基礎としてなぜ重要かについて理解する。2)物質がどのように構成されていてどのような性質を有するか理解する。3)化学が実際にどのように応用されているかを理解する。
- <授業計画>
- 第1週:化学を学ぶにあたって;化学のはじめ
第2週:原子の構造;元素の周期性;物理的性質の周期性 第3週:イオン化ポテンシャル;化学結合について;化学結合と物質の性質;分子の構造 第4週:電解質とイオン;酸と塩基;水素イオン濃度 第5週:イオン化傾向;酸化と還元 第6週:物質の状態;物質の四態;コロイド 第7週:化学反応とエネルギー;反応速度;反応熱;化学平衡;エントロピー 第8週:有機化合物の通性;脂肪族化合物;芳香族化合物 第9週:高分子化合物;たんぱく質;酵素;生命化学 第10週:無機化合物の通性;セラミックス 第11週:環境の化学;環境改善の技術 第12週:応用1;リチウム二次電池;燃料電池;液晶 第13週:応用2;DNA;超伝導セラミックス;高分子ゲル;ダイオキシン
- <成績評価方法及び水準>
- 原則として定期試験(100点)で最終成績を評価するが、毎週の出席や授業内容についての質問・問い合わせで多少の評価を加える(20点)。また、中間期間での理解度を見るためにレポート提出を求め、これも評価点に加える(10点)。
- <教科書>
- 教材はプリントを使用する。
- <参考書>
- 「新一般化学」今井 弘、他 共著(化学同人)
- <オフィスアワー>
- 水曜日 16:20−16:30、17:50−18:05;また、全ての週に質問・要望アンケートをとり、次週それに答えることによって対応する。
- <学生へのメッセージ>
- 工学系基礎、特に材料を理解する学問として化学を位置付け、各工学系専門分野の重要科目としてとらえてほしい。
- <備考>
- 出席を重視する。
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