2003年度工学院大学 第1部マテリアル科学科

比較文化史(Comparative History of Culture)[4442]

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2単位
榎本 淳一 教授

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
日本文化とその背景となる社会の特質について、外国の文化・社会との比較によって明らかにするとともに、過去と現在との対比によりその歴史的な性格についても考えることにしたい。

<授業計画>
第1週 [ガイダンス]授業方針・内容、博物館見学の方法とレポートの書き方について学ぶ。
第2週 [日本文化の歴史的特性]日本文化と外来文化との関係について学ぶ。
第3週 [飲食文化(その1)]飲食文化の違いを生んだ文化の背景について学ぶ。
第4週 [飲食文化(その2)]同上。
第5週 [厠とトイレ]排泄物の処理をめぐる東洋と西洋の文化の違いとその背景について学ぶ。
第6週 [犯罪観と刑罰観]東洋と西洋の犯罪や刑罰に対する考え方の違いについて学ぶ。
第7週 [結婚と出産]結婚と出産は歴史的にどう捉えられてきたかについて学ぶ。
第8週 [葬送と墓]歴史の中の死者の扱い方の多様性から現在の日本社会のあり方を学ぶ。
第9週 [東西の自然観]東洋と西洋の自然に対する考え方の違いとその歴史的背景を学ぶ。
第10週 [比較人物史]歴史上著名な人物の事績の共通性・相違の意味について学ぶ。
第11週 [比較文明論]文明の比較により、諸文明相互の特質について学ぶ。
第12週 [文化の相違と共通性]文化の相違と共通性の歴史的背景について学ぶ。
第13週 [まとめ]授業の総括とレポートの講評を行う。
第14週 [定期試験]

<成績評価方法及び水準>
授業にきちんと出席することが、まず大前提である。学期末の筆記試験、博物館見学のレポート、授業中の小テスト(小レポート)などを総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法及び水準の詳細については第1回目の授業時に説明するので、必ず出席すること。

<教科書>
使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。

<参考書>
『日本人と日本文化』司馬遼太郎・ドナルド=キーン著(中公新書)
『概論 日本歴史』佐々木潤之介他編(吉川弘文館)

<オフィスアワー>
木曜日 12:00〜13:00 八王子校舎1−311室
または、授業の前後の休み時間

<学生へのメッセージ>
自分の「常識」を見直してみましょう。

 

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