2003年度工学院大学 第1部環境化学工学科

科学と社会(Science and Society)[4377]

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2単位
林  真理 助教授

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 現代社会における科学技術のあり方の問題を、具体的な歴史的事例にそくして考えます。それを通じて、科学技術の社会性、公共性について学びます。科学社会学、科学技術社会論の基本的な概念、考え方を身につけることが目標です。

<授業計画>
1. 科学技術の社会性、公共性とは何か?
2. 国家の中の科学技術:科学の発展は国にとってどのような意味があるのか?
3. 近代社会と科学技術の制度化:社会が科学技術を支えるようになったわけ。
4. 日本における科学技術の制度化:明治時代日本の近代化と科学技術。
5. 科学技術と教育制度:専門家はどのようにして養成されるのか?
6. 知識の生産と流通:科学者共同体の規範
7. 科学技術の発展と政治:歴史的な事例から(1)
8. 科学技術の発展と政治:歴史的な事例から(2)
9. 科学技術がもたらした社会的問題の歴史とその解決方法:歴史および現在の事例から(1)
10. 科学技術がもたらした社会的問題の歴史とその解決方法:歴史および現在の事例から(2)
11. 科学技術と市民:そのあるべき関係を考える(1)
12. 科学技術の市民:そのあるべき関係を考える(2)
13. 科学技術と「計画」

14. 定期試験

<成績評価方法及び水準>
(1)平常点、(2)レポート、(3)定期試験を総合的に評価し、60点以上を合格とします。授業形式と平常点の付け方、レポートの課題やレポートを書く際の注意事項、定期試験の範囲と方法、総合的な評価の具体的な方法については、最初の授業で説明するので必ず出席してください。

<教科書>
なし。プリントを配布します。

<参考書>
授業中に指示します。

<オフィスアワー>
前期 火曜日 10:40〜12:10
後期 木曜日 16:30〜18:00 

<学生へのメッセージ>
ただ知識を得るのではなく,自分なりの考え方を少しでも確立することが大切です。いろいろな疑問をもって、積極的・意欲的に授業に取り組んで欲しいと思います。

<参考ホームページアドレス>
http://www.ns.kogakuin.ac.jp/~ft12153/lectures.html

 

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