2003年度工学院大学 第1部応用化学科

論理学入門(Introduction to Logic)[5267]

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2単位
草野  章 助教授

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
 孰れの学問もそれに固有の概念を持つ。概念同士が結合されて真または偽なる諸命題が形成され,これらの組合わせから真または偽なる新たな諸命題が演繹される。斯くしてそれぞれに固有の概念の操作に基づく真なる命題の集積が各学問の体系を表現するものとなるであろう。概念・命題・推理を扱う論理学は従って諸学の内容には関係せず,その形式にのみ関係するものである。これは論理学全体の性格づけだが,解り易く言えば,体系的思考の可能性が依存する正しい推理を行う為の基本手続である。苟も体系的思考を志す者は先ず「思考は如何にして組立てられるのか」ということについて知って置かねばならない。

 講義は以下の順序で行う予定である。

<授業計画>
1. 言語と論理
2. 伝統的論理学と現代論理学
3. 概念と命題
4. 命題論理(1)
5. 命題論理(2)
6. 命題論理(3)
7. 述語論理(1)
8. 述語論理(2)
9. 述語論理(3)
10. 論理学の哲学的諸問題(1)
11. 論理学の哲学的諸問題(2)
12.まとめ(1)
13.まとめ(2)
14.定期試験

<成績評価方法及び水準>
 受講者のきちんとした出席を不可欠の前提とした上で、定期試験の成績に、授業中の課題演習等の成績を加味して総合的に評価し、60点以上の者に単位を認定する。成績評価方法及び水準の詳細については第1回目の授業時に説明するので、必ず出席すること。

<教科書>
 用いない。適宜教材を配布。

<参考書>
 授業の中でその都度指示する。

<オフィスアワー>
 金曜日 16:00〜17:00 新宿校舎27階人文研究室にて

<学生へのメッセージ>
 「論理的に物事を考える」とは如何なることなのかを学びましょう。

 

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