2003年度工学院大学 第1部応用化学科

日本の企業経営(Japanese Business Management)[4375]

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2単位
水村 典弘 非常勤講師

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>

‐シラバス変更:前期講義のFDの集計結果を参考として,講義のコンテンツを大幅に変更しました。

‐コンテンツの設計:講義内容は,学生と社会人に向けて再設計しています。

‐アウトライン:後期講義は,前期の講義内容を踏まえた上で,企業の経営戦略を中心に取り扱う予定です。特に,日本企業の経営戦略を,外資系企業の経営戦略と比較して検討します。講義は,授業計画に記されているように,モジュールとサブモジュールとトピックスから構成されています。

‐講義のねらい:受講者の皆さんが経営戦略のフレームワークを理解して,コーザリティ分析の上に,問題解決に向けた解決策および代替案を提示できるようになること。

‐講義の具体的な達成目標:受講者自身が講義内容のコンセプチュアルな部分とプラクティカルな部分を正確に理解すること。

<授業計画>

‐第1回講義 オリエンテーション(受講希望者は出席して下さい。)

モジュール1:個人・集団・組織の戦略

‐第2回講義 PDCAプロセスと戦略的思考のロジック
‐第3回講義 組織の戦略策定のフレームワーク

モジュール2:企業組織のコンテクスト

‐第4回講義 企業組織とアライアンス(参照事例:シティグループ,他予定)
‐第5回講義 企業組織の内的コンテクスト(参照事例:IBM international,日本IBM,他予定)
‐第6回講義 企業組織の外的コンテクスト(参照事例:アメリカン・エキスプレス・インターナショナル,
         株式会社クレディセゾン,シティコープダイナースクラブジャパン株式会社,他予定)

モジュール3:企業組織とマーケティング戦略

‐第7回講義 顧客志向とサプライヤーロジック(参照事例:株式会社ユナイテッドアローズ,他予定)
‐第8回講義 ブランド構築と競争優位(参照事例:スターウッド・ホテル・アンド・リゾーツ,モエ・ヘネシ
         ー・ルイ・ヴィトン・グループ,他予定)

モジュール4:インターセッション(※ケーススタディー[第9回講義に相当します])

モジュール5:企業組織と価値

‐第10回講義 企業の社会的責任のモデル(参照事例:リコー株式会社,株式会社イオンフォレスト,
          他予定)
‐第11回講義 ステイクホルダーマネジメント(参照事例:三菱商事株式会社,Mitsubishi Electric
          America,Mitsubishi Motors Manufacturing America,他予定)
‐第12回講義 イシューマネジメント(参照事例:株式会社味の素,他予定)
‐第13回講義 企業の経営戦略と価値創造

<成績評価方法及び水準>

定期試験(持込不可)の評価:70%
発表内容の全体評価:20%
短答式クイズの内容評価:10%

※講義に出席して,講義に参加して,自分の意見を述べて,他人の意見が聞けて,試験の答案が要件を満たしていれば,単位はクリアします。

<教科書>

講義内容については,ハンドアウトを配布します。講義はプレゼンテーションソフト(MSパワーポイント)を使用します。※講義にて使用のスライドはウェブに公開致しません。

<参考書>

以下のウェブサイトと文献は,講義の内容理解を深める上で役立つと思います。学生の方も社会人の方も関心のある方は御覧下さい。書籍類の購入は受講者の自由意志です。

ウェブサイト

*KPMG朝日監査法人「Resourcesビジネスキーワード」(http://www.nri.co.jp/opinion/r_report/m_word/)

*東京証券取引所「証券用語」(http://www.tse.or.jp/glossary/index.html)

*野村総合研究所「経営用語の基礎知識」(http://www.nri.co.jp/opinion/r_report/m_word/)

*経済同友会「第15回企業白書市場の進化と社会的責任経営-企業の信頼構築と持続可能な価値創造に向けて-」(http://www.doyukai.or.jp/04_fr.htm)

書籍

*大滝精一・山田英夫・金井一頼・岩田智著『経営戦略―創造性と社会性の追求―』有斐閣,1997年(ISBN4-641-12025-0)

*ガース・サローナ/アンドレア・シェパード/ジョエル・ポドルニー著,石倉洋子訳『戦略経営論』東洋経済新報社,2002年(ISBN4-492-53145-9)

*桑田耕太郎・田尾雅夫著『組織論』有斐閣,1998年(ISBN4-641-12049-8)

*高橋伸夫編『超企業・組織論』有斐閣2000年(ISBN4-641-16103-8)

*一橋ビジネスレビュー編『ビジネスケース(No.1)』東洋経済新報社,2003年(ISBN4-492-52134-8)

*リチャード L.ダフト著,高木晴夫訳『組織の経営学』ダイヤモンド社,2002年(ISBN4-478-43020-9)

雑誌

*「Think!([特集]ビジネスの原点に戻る)」,2002SPR(No.1),東洋経済新報社(ISBN4-492-83000-6)

*「Think!([特集]戦略を問い直す)」,2002AUT(No.3),東洋経済新報社(ISBN4-492-83002-2)

<オフィスアワー>
講義前に,講師控室に来て下さい。

<学生へのメッセージ>

後期講義は,受講者の皆さんが「考える」(“think”)機会を増やす予定です。自分の意見を文字ではなく口頭で表現できるようにして下さい。(受講人数に応じて,プレゼンテーションの機会を提供します。プレゼンテーションの評価は,聞き手[受講者]の評価を最大限に尊重します。)

<備考>

講義内容に関心ある方は,オリエンテーションの場に来て下さい。前期講義受講者の方も,前期講義未受講者の方も,学生の方も,社会人の方も,希望者の受講を受け付けます。※講義時間中の私語等,レポート提出時の不正行為,試験実施時の不正行為,等については厳正な態度で臨みます。

以上,ミズムラでした。

 

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