2003年度工学院大学 第1部応用化学科
△哲学とは何か(What is Philosophy)[4269]
2単位 谷口 薫 非常勤講師
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 西洋哲学史の流れをたどりながら,哲学史上の基礎知識や基本概念に慣れ親しみ,過去の哲学者たちが「何を」「なぜ」「どのように」考えてきたかを通して,哲学といういとなみについて理解を深めます。何やら堅苦しいテーマが並びますが,様々な思索に出会うことで,受講者の皆さん自身が何かを考えるきっかけをつかんで下さい。
具体的な到達目標は以下の通りです。 1)西洋哲学の歴史的変遷の概要を理解すること。 2)それぞれの時代の思想や思想家について、その思想の背景や基本的な概念を理解すること。 3)様々な思索について、自らの見解(賛意・疑問・反論など)を論理的に展開できること。
- <授業計画>
- 1. イントロダクション:哲学とは何か
2. 哲学の誕生:イオニア自然哲学 3. ギリシア哲学(前)ソクラテス,プラトン 4. ギリシア哲学(後)アリストテレス 5. 中世キリスト教哲学 6. デカルトと近代科学 7. 大陸合理論(デカルト/スピノザ/ライプニッツ) 8. イギリス経験論 9. ドイツ観念論 10. フランス啓蒙思想 11. 現象学と実存思想 12.現代の哲学−英米/ドイツ/フランス 13. まとめ
- <成績評価方法及び水準>
- 授業にきちんと出席の上、学期末試験(論述)を実施して、総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法および水準の詳細については第1回目の授業時に説明するので必ず出席のこと。
- <教科書>
- 特に用いない。
- <参考書>
- 「テキストブック西洋哲学史」杖下・増永・渡辺編(有斐閣ブックス)
「ソフィーの世界」J・ゴルデル著(NHK出版) その他は授業時にその都度指示する。
- <オフィスアワー>
- 授業終了後に直接教室にて、あるいは授業開始前・終了後に八王子校舎1-101講師室にて。
- <学生へのメッセージ>
- この授業の中で,哲学の基本の考えやキータームを学んでください。講義時にノートをしっかりとることが大変重要になります。
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