2003年度工学院大学 第1部応用化学科

高分子材料化学(Chemistry of HighpoIymeric Materials)[2468]

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2単位
倉持 智宏 教授

最終更新日 : 2003/05/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
高分子化合物を主とした材料の構造,性質,応用等ついて概説する。また,最近開発された材料を紹介し,解説する。達成目標については種々の高分子化合物の構造と物性の関係を理解するとともにどの応用分野に適応するか,考える力をつける。また後半の機能性材料ではとくにその機能が発現する原理を理解する。

<授業計画>
1. <プラスチック(1)> プラスチックの歴史,種々のプラスチックの開発,プラスチックの生産推移などについて学ぶ。
2. <プラスチック(2)> 種々のプラスチックの物性および物性の測定法などについて学ぶ。
3. <プラスチック(3)> プラスチックの成形法などについて学ぶ。
4. <合成ゴム(1)> 各種汎用ゴムおよび特殊ゴムの構造,性質,応用などについて学ぶ。
5. <合成ゴム(2)> (1)に引き続きゴムの成形,熱可塑性エラストマーの構造,性質,応用などについて学ぶ。
6. <塗料・コーティング> 種々の塗料・コーティングの機能や用途などについて学ぶ。
7. <接着剤・シーラント> 接着剤・シーラントの機能や用途などについて学ぶ。
8. <耐熱性・高性能高分子> 耐熱・高強度高分子の設計と応用などについて学ぶ。
9. <電気・電子機能性高分子> おもに導電性高分子の構造について学ぶ。
10. <感光性樹脂> 光分解性高分子,光をあてると硬化する高分子の生成機構と応用などについて学ぶ。
11. <分離機能性高分子> イオン交換樹脂,イオン交換膜,気体分離膜,透析膜などの分離機能と応用などについて学ぶ。
12. <高吸水性高分子> 高吸水性高分子の合成法と応用などについて学ぶ。
13. <医用高分子 > 実用材料,開発材料の構造と機能の関係などについて学ぶ。

<成績評価方法及び水準>
定期試験(指定する資料のみ参照可)によって評価し,60点以上の者に単位を認める。

<教科書>
講義資料を配布する。

<参考書>
講義中に紹介する。

<オフィスアワー>
火曜日16:30〜17:30.不在の場合はメールで約束の上,対応します。
E-mail : bt66130@ns.kogakuin.ac.jp

 

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