2003年度工学院大学 第1部応用化学科
△東西交流史(History of East - West Relations)[1266]
2単位 榎本 淳一 教授
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 東洋と西洋の交渉の歴史を辿ることにより、世界史全体の流れを把握するとともに、世界史上の日本の位置付けを明らかにしたい。
- <授業計画>
- 第1週 [ガイダンス]授業方針・内容、博物館見学の方法とレポートの書き方を学ぶ。
第2週 [シルクロードとはなにか]東西交流の交通路の概容と「絹の道」の意味について学ぶ。 第3週 [『西遊記』とシルクロード]『西遊記』を題材に、シルクロードの実態について学ぶ。 第4週 [シルクロードと正倉院]シルクロードを経て日本に伝来した文物とその影響等について学ぶ。 第5週 [海のシルクロードと東西交易]10世紀以降の海上交易路の展開とその意義について学ぶ。 第6週 [黄金の島ジパング]日本が西洋に初めて認識された歴史的背景とその影響について学ぶ。 第7週 [鉄砲伝来]鉄砲伝来の実像とその時代の東西の文化・技術水準の実態について学ぶ。 第8週 [大航海時代と日本]朱印船貿易や日本町など日本人の海外進出の実態と意義を学ぶ。 第9週 [「鎖国」下の東西交流]江戸時代の日本と世界との交流の実態について学ぶ。 第10週 [伝染病と東西交流]東西交流とともに広がった伝染病が歴史に与えた影響について学ぶ。 第11週 [食物の東西交流]東西交流によって世界に広まった食物が与えた影響について学ぶ。 第12週 [東西交流の終焉]世界の一体化は、人類の歴史に何をもたらしたかについて学ぶ。 第13週 [まとめ]授業の総括とレポートの講評を行う。 第14週 [定期試験]
- <成績評価方法及び水準>
- 授業にきちんと出席することが、まず大前提である。学期末の筆記試験、博物館見学のレポート、授業中の小テスト(小レポート)などを総合的に評価し、60点以上の者に単位を認める。成績評価方法及び水準の詳細については第1回目の授業時に説明するので、必ず出席すること。
- <教科書>
- 使用しない。授業に必要な資料は、プリントで配布する。
- <参考書>
- 『シルクロード』ジャン・ピエール・ドレージュ著(創元社)
『概論 日本歴史』佐々木潤之介他編(吉川弘文館)
- <オフィスアワー>
- 水曜日 17:00〜18:00 新宿校舎27階2744室
または、授業の前後の休み時間
- <学生へのメッセージ>
- 3・4年生だからといって、特別な配慮はしません。
意欲的に学んで欲しい。
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