2003年度工学院大学 第1部応用化学科
△芸術学入門(Guide to Art Studies)[1166]
2単位 吉田 司雄 助教授
- <授業のねらい及び具体的な達成目標>
- 本年度は「パリをめぐる芸術史」という内容で講義を行う。文学、絵画、建築、映画など様々な芸術ジャンルの作品に触れながら、モードの変遷と時代との関わり、ジャンル間の交渉のありようなどについて理解を深める。西洋文化に関する知識を単に得るだけでなく、自らの思考と表現を導き出すための批評力を身につける。
- <授業計画>
- 1. ガイダンス−教会建築の様式史
2. ルーヴル美術館誕生前史−フランスにおけるイタリアニスム 3. バロックとロココ−17,18世紀の宮廷文化 4. ロマン主義の胎動−フランス革命とナポレオンの時代 5. 弟2帝政期、パリの大改造−『オペラ座の怪人』と『レ・ミゼラブル』の背景 6. 印象派絵画の登場−スキャンダルとジャポニスム 7. 写真と映画の誕生−複製芸術の時代へ 8. モンマルトル、世紀末のパリ−ムーラン・ルージュとその周辺 9. モンパルナス、ベル・エポックのパリ−エコール・ド・パリの画家たち 10. パリのアメリカ人−ヘミングウェイを中心に 11. パリの日本人−横光利一を中心に 12. パリの映画誌(1)−ルネ・クレールと三人のジャン 13. パリの映画誌(2)−ヌーヴェル・ヴァーグ登場まで
- <成績評価方法及び水準>
- 授業にきちんと出席することが成績評価の前提。随時小テストや宿題レポートをかす他、学年末に教場試験を行う(受講者数が多くない場合は、レポート提出と面談に切り替える)。それらを総合的に評価し、60点以上のものに単位を認める。
- <参考書>
- 饗庭孝男編『パリ 歴史の風景』(山川出版社)など。教場で随時紹介する。
- <オフィスアワー>
- 新宿校舎2772研究室 月12:20〜13:00
それ以外は教員に直接たずねること。
- <学生へのメッセージ>
- 第一回目の授業時に成績評価方法等、具体的に説明するので必ず出席すること。なお、本年度から授業内容を大きく変更することとした。過去の風評等は当てにしないこと。
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