2002年度工学院大学 第2部機械工学科

栽  培(Plant Cultivation)[9712]

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2単位
伊東  豊

最終更新日 : 2002/12/10

<授業のねらい及び具体的な達成目標>
作物栽培の意義、特に食糧生産や環境保全としての社会的必要性を把握する。その上で作物体の構造、生理作用などを理解し、作物の栽培に必要な基本的なことがらである土壌、肥料およびその他の環境要因とのかかわりについて学ぶ。さらに、イネの栽培実習を通して、生命の神秘や環境とのかかわりを体得する。
具体的な達成目標
(1)植物体の構造と機能を理解する。(2)植物体中でなされている各種の生理作用を把握した上で、その必要性を理解する。(3)植物をとりまく環境とのかかわりを知る。(4)イネ栽培の実習を通して栽培の技術を体得する。

<授業計画>
1.学校教育における栽培体験学習の重要性を学ぶ
2.作物栽培の意義、特に食糧生産ならびに環境保全としての社会的必要性を学ぶ
3.農耕の起源とその発展過程を学ぶ
4.栽培作物の分類を学ぶ
5.作物体の構造と機能を学ぶ
6.種子の発芽から収穫までの作物の一生を学ぶ
7.光合成や呼吸作用など作物の主な生理作用を学ぶ
8.栽培環境としての光・水・空気・温度などと作物とのかかわりを学ぶ
9.栽培環境としての土壌や肥料などと作物とのかかわりを学ぶ
10.作物における養分の役割を学ぶ
11.作物の栽培管理と生育の経過観察ならびに調査方法を学ぶ
12.栽培上の病害虫対策を学ぶ
13.作物の収量調査ならびに収穫物の加工と利用を学ぶ

<成績評価方法及び水準>
授業への参加状況や質疑応答および適宜行う実習のレポート内容などを総合して評価をする。

<教科書>
配布するプリントを用いて授業を進める

<参考書>
「学校園の栽培便利帳」 日本農業教育学会編  農山漁村文化協会出版
「作物栽培の基礎」   栗原浩ら著  農山漁村文化協会出版

<オフィスアワー>
授業終了後20分間、新宿キャンパス12階講師室で。またはメールでも結構です。<メールアドレス>y-ito@nodai.ac.jp

<学生へのメッセージ>
身近にある植物・作物の観察を注意深くして欲しい。また、各自でイネを種子から栽培し調査・観察の上レポートにまとめ実習に振り替えます。

 

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